「も、もしもし...」 『花梨。』 優しい声の皐月だ。 それだけで少し安心してしまう。 『今何してる?』 「特に、何もしてなかったよ。」 『そっか。』 少しだけ沈黙。 そして。 『やっぱり今日の花梨が気になってさ。てか泣きそうだったよね。』 息が止まった。 見抜かれていた。 やっぱり全部。 『俺じゃ頼りない?』 その言葉に胸が苦しくなる。