地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


向けられた視線。

聞こえないふりをしていた言葉。

全部思い出してしまう。

怖い。

せっかく幸せになれたのに。

また同じことが始まるのだろうか。

私は震える手でその紙を再び握り潰した。

そのまま誰にも見せずにゴミ箱に捨てた。

言わない。

皐月には絶対に言わない。

心配をかけたくなかった。

また自分のせいで皐月を困らせたくなかった。