でもそんなこと今は気にする余裕がない。 今は目の前にいる皐月に心臓が跳ねる。 「皐月?」 皐月は真っ直ぐ私を見た。 夕陽を受けた瞳が、いつもより深い色に見えた。 「花梨。」 「なに?」 「好きだよ。」 突然だった。 だけど。 その瞳は真剣だった。 「他の奴なんか見たらだめだからな。」 お馬鹿だなあ、 そんな心配必要ないのに でも胸がどうしようもなく熱い。