「さ、皐月?」 恐る恐る皐月を呼んでみる。 けどしばらく返事がない。 「お、怒ってる?」 「怒ってないよ、」 怒ってる人の言い方だった。 「怒ってるよね。」 「怒ってない。花梨にはね。」 私には怒ってない...? 私は未だ皐月の腕の中で、どうしたらいいかあわあわしていた。 すると。 皐月がため息を吐いた。