そっと触れるだけのキス。 でも、一瞬なのにやけに長く感じた。 離れたあと、皐月は少しだけ息を吐く。 「……やば」 「なに...が?」 「俺花梨のこと好きすぎるかも。」 「……おばか」 皐月は離れずもう一度、私を抱きしめる。 「今日はこれで終わり」 「...え?なんでぇ??」 「うん。これ以上は無理」 その言葉に、また心臓が跳ねる。 初めてのデートは。 ナンパから始まって。 プラネタリウムを見て。 家でいちゃいちゃして。 キスして。 抱きしめられて終わった。 なんか全部が、甘かったな。