皐月の手はずっと繋がれたまま。
ときどき少しだけ握り直される。
それだけで心臓が跳ねる。
最初に手を繋ぐときはドキドキしてしょうがなかったのに、今では当たり前みたいに手を繋いでる。
プラネタリウムが終わり
外に出ると、皐月が言った。
「ちょっと風出てきたね、花梨寒くない?」
「うん、ちょっと冷えるね。」
もっと厚着したら良かったと後悔する。
「じゃあ花梨が良ければ俺ん家くる?」
「...え?」
「なんか花梨とくっつきたいし、2人きりになりたいから。行こう」
またずるいこと言うなあ、
私がドキドキしちゃうこと簡単に言うんだから
「お家デートだね」
ふふっと笑いながらいう皐月に本当にずるい人だと思った。
電車で移動して、皐月の家へ。
初めてでは無いのに、扉の前で少しだけ緊張する。

