地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。



そっと、その手を取る。



さっきまでとは違う。

もう“試し”じゃない。


皐月が少しだけ握り直す。

それだけで胸がいっぱいになる。


「やった」

小さく皐月が言う。

...今きゅんときた...。

夕焼けの道。

もう前みたいには戻れない。

でも今の方がずっといい。



もう隣じゃなくて。

手を伸ばせば届く距離に居たい。