そして昼休み。 皐月がふと小さく言う。 「花梨屋上行かない?」 「え?」 「たぶん人少ないし」 その言い方が、逆にドキドキする。 気づいたら、二人で屋上にいた。 風が少し強くて、空が広い。 フェンスにもたれながら並ぶ。 でも距離は近い。