「皐月お、おはよう……」 ぎこちなく返すと、皐月が少しだけ首を傾げる。 「花梨、顔が真っ赤」 「あ、暑いだけだから!」 即答してしまって、余計に怪しまれる。 学校までの道。 並んで歩いているだけなのに落ち着かない。 距離は変わっていないのに、全部が違う。 「花梨。はい」 はい。と私に手を差し出す皐月 「え?」 「繋がないの?手」 顔が一気に熱くなる。