向かったのはいつもの公園。 小さい頃から知っている場所なのに、今日はまるで違って見える。 ベンチに並んで座る。 でもさっきより、もっと近い。 意識すると、心臓がうるさい。 皐月が横を見る。 その視線に耐えられなくて、私は少し俯いた。 「花梨」 呼ばれて、顔を上げる。 逃げないように。 ちゃんと見る。