地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


ゆっくり、確かめるように。

でも本当に言いたいことはそこじゃなかった。

俺の中にいたのは最初から一人だけだった。

「花梨以上にね。」

言葉が詰まる。

ここで止まったら全部終わる気がした。

息を吸う。

ゆっくり吐く。

そして言う。

「俺が好きなのは花梨だよ。」

空気が止まる。

音が消えたみたいに静かになる。

花梨の目が大きく揺れる。