地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


教室へ向かう生徒たちの声も、遠く感じる。

ついに言ってしまった。

ずっと言おうか迷っていた言葉。

何度も布団の中で繰り返し、頭の中だけで吐き出していた言葉。


なのに胸は少しも軽くならない。

むしろ苦しくなる。

喉の奥が熱くなり、心臓がぎゅっと掴まれたように痛んだ。

視界の端が滲みそうになり、慌てて瞬きを繰り返す。

これで楽になれるはずだったのに。

どうしてこんなに苦しいのだろう。

嫌だったはずなのに。

離れたかったはずなのに。

胸の奥では、何か大切なものを自分の手で壊してしまったような感覚が広がっていた。

しばらくの沈黙のあと。