その言葉が落ちた瞬間、世界の色が少し変わった気がした。 でも同時に、もう一つの現実が突きつけられる。 花梨はもう俺を避けている。 そしてそれは。 俺がまだ“気づく前”のままでいる間に起きていたことだ。 胸が締め付けられる。 やっと気づいたのに。 やっと分かったのに。 もう遅いのかもしれない。 初めて自分の気持ちを理解したその瞬間。 俺は同時に思い知らされる。 俺たちはずっと、すれ違っていた。 最初から。