地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


胸の上に見えない石を乗せられているみたいで、息を吸っても苦しい。

私はぐっと拳を握った。

爪が掌に食い込む痛みで、なんとか震えを誤魔化す。

そして、ずっと胸の中にしまっていた言葉を口にする。

「もう、皐月と幼なじみやめたい。」

その瞬間。

皐月の表情が固まった。

周囲の空気まで止まったような気がした。

近くを歩いていた生徒たちも思わずこちらを見る。