地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

皐月side

花梨の言葉が、頭から離れなかった。

『皐月には好きな人いるんでしょ。』

あの瞬間、俺は固まった。

好きな人。

そんなもの、今までちゃんと考えたことなんてなかった。

ただ一人を除いては。

でもそれすら、意識して考えたことはなかったはずだった。

あの日から、花梨は俺を避けるようになった。

朝、家の前にいても花梨と目が合わない。