地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


「そんなことないよ。」

「あるじゃん。」

即答だった。

「俺、花梨に何かした?謝るから、俺の事避けないでよ。」

その言葉に胸が痛くなる。

違う。

皐月は何も悪くない。

悪いのは私だ。

勝手に好きになって。

勝手に苦しくなって。

勝手に期待して。

勝手に傷ついているだけ。

『好きな人がいるから。』

あの日の言葉が蘇る。

胸がぎゅっと締め付けられる。

気づけば口が動いていた。