「うぅ……。」 恥ずかしい。 恥ずかしすぎる。 でも。 同時に、別の言葉も浮かんでしまう。 『好きな人がいるから。』 私はゆっくり目を閉じた。 そうだ。 忘れちゃいけない。 皐月には好きな人がいる。 そう、それは私じゃない誰か。 だから。 期待なんてしちゃいけない。 そう思うのに、胸が痛い。