違う。 もう雷は怖くない。 目の前の皐月に困ってるんだよ、 私は顔を真っ赤にしながら俯いた。 そんな私を見て。 皐月は小さく笑う。 そして。 子どもをあやすみたいにぽんぽんと頭を撫でた。 「無理しなくていいよ。」 その声はどこまでも優しい。 昔から変わらない。 なのに。 今は昔みたいにいられない。 好きだと気づいてしまったから。