「きゃっ!」 反射的に目を閉じる。 怖かった。 本当に。 次の瞬間。 ふわっと温かいものに包まれた。 「え……?」 恐る恐る目を開く。 目の前には皐月の胸元。 近い。 近すぎる。 皐月は私を安心させるようにそっと抱きしめていた。 「大丈夫。」 優しい声が降ってくる。 「俺いるから。」 心臓が止まりそうだった。 怖いはずなのに。 雷なんてどうでもよくなるくらい。 ドキドキしていた。