「皐月のこと……好きなんだ。」 昨夜。 自分の気持ちを認めてしまったから、私またまともに眠れなかった。 朝に起きても 学校へ向かう道でも。 教室へ入ってからも。 頭の中は皐月でいっぱいだった。 「花梨、おはよう。」 後ろから聞こえた声に肩が跳ねる。 振り返ると皐月が立っていた。 「お、おはよう。」 自分でも分かるくらいぎこちない。 皐月は少し首を傾げた。