『ならよかった。』 その短い言葉に。 また胸が苦しくなる。 もし。 もし皐月が誰かと付き合ったら。 放課後も。 休日も。 特別な時間も。 全部その人のものになる。 その想像をした瞬間。 胸がぎゅっと締め付けられた。 嫌だ。 思わずそう思ってしまった。 そして。 自分で驚く。 どうして? 答えは。 本当はもう分かっていた。