背中に熱が集まるような感覚。 逃げ出したいのに足が動かない。 制服の下でじっとりと汗が滲み、指先が冷たくなる。 お願いだから来ないで。 そう思っても遅かった。 皐月は当然のように私の隣へ立つ。 「なんで朝先に行っちゃうの?一緒に教室行こう!」 「いや...。行かない。」 「なんで?」 「目立つから。」 即答すると、皐月は少しだけ眉を下げた。 「昔も今も花梨と俺はずっと一緒でしょ?」 「今は...もう違う。」 小さい頃の何も気にしないでいられてたら、良かったのにね。