私だけが知っている、君の秘密


生徒会室へ向かう途中。

伊織と二人になる。

少しだけ気まずい。

でも。

伊織は自然だった。

「学校どう?」

「楽しいよ」

「よかった」

優しく笑う。

私はふと思い出した。

放課後の電話。

机の上の書類。

あの時の表情。

聞きたい。

でも聞けない。

その時だった。

ブブッ。

伊織のスマホが震える。