私だけが知っている、君の秘密


最初はブルブル震えていた珀翔の身体が少しずつ落ち着いていき荒かった呼吸もゆっくりになった。

静かな教室で暗闇の中、私は背中をさすり続けた。

すると。

小さな声が聞こえた。

「……悪い」

初めてだった。

こんな弱々しい珀翔を見るのは。



その瞬間。

パッと電気が点いた。

停電が復旧したのだ。

私は思わず顔を上げる。

そして。

すぐ目の前にいる珀翔と目が合った。