私だけが知っている、君の秘密


「白石くん……?」

私は暗闇の中でもう一度声をかけた。

返事はないけど荒い呼吸だけが聞こえる。

「っ……は……」

すごい苦しそうでどうにかしなきゃと私はゆっくり音のする方へ近付いた。

「白石くん」

その時。

「来るな」

珀翔の低い声が響いた。

初めて聞く声に思わず足をとめる。

冷たいんじゃない。

怯えているような声。