私だけが知っている、君の秘密


「何かあった?」

私が聞く。

珀翔は少し黙る。

そして。

小さく息を吐いた。

「最近」

言葉を探すような沈黙。

「うるあといると」

そこで止まる。

私は首を傾げた。

「うるあといると?」

珀翔は少しだけ耳を赤くした。

「甘えたくなる」

私は目を瞬く。

珀翔は苦笑した。

「自分でも意味分からない」

視線を落とす。

「今まで一人で平気だった」

「誰かに頼りたいとか思ったことなかった」

静かな声。

でも。

本音だと分かった。

「なのに」

珀翔が私を見る。

「うるあといると駄目だ」

胸がぎゅっとなる。

愛しくてたまらなかった。