私だけが知っている、君の秘密


「班」

珀翔が言う。

私は首を傾げた。

「班?」

「ああ」

短い返事。

そして。

少しだけ視線を逸らす。

「一緒になろ」

私は固まった。

数秒。

頭が止まる。

「え?」

「だから」

珀翔の耳が少し赤い。

「同じ班」

私は思わず吹き出した。

「なにそれ」

「嫌か」

少しだけ不安そうな声。

珍しい。

本当に珍しい。

私は慌てて首を振った。

「嫌じゃない!」

むしろ嬉しい。