すると。 珀翔が私の手を握った。 ぎゅっと。 少し強めに。 私は目を見開く。 「こういうの」 珀翔が言う。 顔が熱くなる。 恥ずかしい。 でも。 離したくない。 夜空を見上げる。 体育祭は終わった。 たくさん泣いた。 たくさん悩んだ。 でも。 今は幸せだった。 隣を見る。 珀翔がいる。 その事実だけで。 自然と笑顔になれた。 そして二人の恋は。 ここから始まる。