私だけが知っている、君の秘密


ゆっくり音楽に合わせて歩く。

沈黙。

でも嫌じゃない。

むしろ心地いい。

珀翔の隣は落ち着く。

ずっとそうだった。

気付いてなかっただけで。

「うるあ」

名前を呼ばれる。

私は顔を上げた。

珀翔は真っ直ぐ私を見ていた。

逃げない目だった。

「俺」

声が少し震えていた。

「お前が好きだ」

時間が止まった。