私だけが知っている、君の秘密


「俺、うるあ誘うから」

玲夜の一言で空気が変わった。

伊織が笑う。

「奇遇だね」

玲夜が眉をひそめる。

「何が」

「俺も誘うつもりだった」

静寂。

朔斗も口を開く。

「俺もだ」

玲夜が頭を抱えた。

「マジかよ」

三人の視線が珀翔へ向く。

珀翔は黙っていた。

でも。

逃げなかった。

「お前は?」

玲夜が聞く。

珀翔は数秒黙る。

そして。

小さく息を吐いた。

「誘う」

その瞬間。

全員苦笑した。

終わった。

完全にライバルだった。