私だけが知っている、君の秘密


あの日以来だった。

無理しすぎるな。

頑張りすぎるな。

珀翔はよく言うようになった。

そして私は。

少しだけ頼れるようになった。

「ちゃんと昼食べた?」

珀翔が聞く。

私は少し得意げに言った。

「食べた」

「ほんとか」

「ほんと」

珀翔が小さく笑う。

それだけで嬉しかった。

その様子を見ていた三人は面白くなかった。

「近いな」

玲夜が呟く。

「近いね」

伊織も頷く。

朔斗は黙ったまま二人を見ている。

体育祭まで待つつもりだった。

でも。

そろそろ限界だった。