私だけが知っている、君の秘密


「そのままだと壊れるぞ」

珀翔の言葉に。

私は思わず笑った。

「大丈夫だよ」

また同じ言葉。

でも。

今度は少し違った。

笑っているのに。

胸が苦しかった。

「大丈夫じゃない」

珀翔が言う。

私は視線を逸らした。

「昔からなんだ」

ぽつりと呟く。

珀翔が黙る。

私はそのまま続けた。

「中学の時」

思い出したくない記憶だった。

「ちょっと色々あって」

苦笑する。

「女子に嫌われてた」

珀翔の表情が変わる。