私だけが知っている、君の秘密


私は少し困った。

どうしてそんなに気付くんだろう。

玲夜も。

伊織も。

朔斗も。

心配はしてくれる。

でも。

珀翔だけは違った。

まるで。

私自身より私を見ているみたいだった。

「本当に大丈夫だから」

私は笑う。

でも。

珀翔の表情は変わらない。