体育祭準備が始まって一週間。 放課後のグラウンドは慌ただしかった。 私は実行委員として走り回っている。 「あ、うるあ!」 クラスの女子に呼ばれる。 「借り物競走の紙足りない!」 「今持ってく!」 私は急いで倉庫へ向かった。 その途中。 「うるあ」 朔斗に呼び止められる。 「無理しすぎるな」 私は笑った。 「大丈夫だよ」 そう言って走り出す。 朔斗は何か言いたそうだった。