同じ頃。 後ろの方を歩く三人の男子がいた。 偶然ではない。 完全に尾行だった。 「送るって何だよ」 玲夜が不満そうに言う。 「先越されたね」 伊織が苦笑する。 朔斗は二人を見つめた。 並んで歩くうるあと珀翔。 そして。 ぽつりと呟く。 「負ける気はない」 玲夜と伊織が顔を上げる。 次の瞬間。 三人とも笑った。 どうやら。 本気の勝負が始まったらしい。