私だけが知っている、君の秘密


並んで歩く帰り道。

不思議と沈黙が苦じゃない。

むしろ落ち着く。

「体育祭楽しみ?」

私が聞く。

珀翔は少し考えた。

「別に」

いつもの返事。

思わず笑う。

「絶対楽しみじゃない人の返事だ」

「そうか?」

「そうだよ」

私が笑うと。

珀翔も少しだけ笑った。