体育祭まで残り三週間。 放課後。 生徒会と実行委員の合同会議が開かれていた。 私は資料を配りながら会場を走り回る。 「うるあ」 朔斗が呼んだ。 「これ追加」 「了解!」 受け取って走り出す。 その途中。 「あ」 足がもつれた。 転びそうになる。 その瞬間。 ぐいっと腕を引かれた。 身体が誰かの胸へぶつかる。 「危なっ」 聞き慣れた声。 珀翔だった。