私だけが知っている、君の秘密


「うるあ」

今度は伊織だった。

「これ」

差し出されたのはクッキー。

「妹がまた作ったんだ」

私は目を輝かせる。

「可愛い!」

「喜ぶと思った」

伊織が笑う。

玲夜が眉をひそめた。

「お前最近それ多くね?」

「何が?」

「妹」

「本当だから」