私だけが知っている、君の秘密


二人の視線が朔斗へ向く。

朔斗はしばらく黙っていた。

そして小さく息を吐く。

「俺もだ」

短い言葉。

でも。

それだけで十分だった。

廊下で聞いた声。

自分の夢を否定された日。

肩を貸してくれたうるあ。

『一人じゃないよ』

その言葉が今でも耳に残っている。