私だけが知っている、君の秘密


「嫌だよ」

気付けばそう言っていた。

珀翔の肩が揺れる。

「なんで」

震えた声。

「なんで追いかけてきたんだよ」

私は答えられなかった。

自分でも分からなかったから。

でも。

一つだけ分かる。

今の珀翔を一人にしたくなかった。

「放っておけないから」

静かな声だった。