放課後。 生徒会の仕事も終わり。 私はみんなと一緒に校門へ向かっていた。 「今日は平和だったな」 玲夜が伸びをする。 「お前が騒がなかったからな」 珀翔が言う。 「ひどくね?」 いつものやり取り。 思わず笑ってしまう。 その時だった。 前から歩いてきた男子が足を止めた。 そして。 珀翔を見た。 「……珀翔?」 聞き覚えのない声。 でも。 珀翔だけは違った。 足が止まる。 顔色が変わる。 私は思わず珀翔を見た。