私だけが知っている、君の秘密


「生徒会も好きだ」

朔斗が言う。

「人を支えるのも好きだ」

その声は優しかった。

でも。

次の言葉は苦しかった。

「だけど俺には選べない」

私は胸が締め付けられた。

「父親に逆らえないから?」

気付けば聞いていた。

朔斗は答えなかった。

それが答えだった。