私だけが知っている、君の秘密


「でも?」

私が聞く。

朔斗は黙った。

そして。

小さく息を吐く。

「本当は教師になりたかった」

私は目を見開いた。

朔斗が少し笑う。

「意外か?」

私は首を横に振る。

全然意外じゃなかった。

誰よりも責任感があって。

誰よりも周りを見ている人だから。