その瞬間だった。 「ふざけないで」 気付けば立ち上がっていた。 玲夜も。 美羽も。 驚いた顔で私を見る。 「うるあ?」 玲夜が目を見開く。 私は美羽を見た。 胸の奥が熱かった。 「玲夜くんは便利な人じゃない」 美羽が固まる。 「傷付けたのに」 「また利用しようとしてるだけじゃん」