私だけが知っている、君の秘密


「うるあ」

玲夜が近付いてくる。

私は顔を上げた。

「ん?」

「ジュース」

机の上に置かれた缶ジュース。

私は目を丸くする。

「え?」

「昨日のお礼」

玲夜が笑う。

その瞬間。

生徒会室が静まった。

「待て」

珀翔が口を開く。

「なんでお前も?」

玲夜が首を傾げる。

「何が?」

「飲み物」

静かな声。

私は嫌な予感がした。