私だけが知っている、君の秘密


私は何気なく画面を見る。

そこに映っていた名前を見た瞬間。

玲夜の表情が消えた。

今まで見たことがないくらい。

一瞬だった。

でも確かに。

空気が変わった。

「玲夜?」

伊織が呼ぶ。

玲夜は何も答えない。

ただ画面を見つめていた。

女子生徒も異変に気付いたらしい。

「ご、ごめん」

慌ててスマホを引っ込める。