翌日。 私は少し緊張しながら教室へ向かっていた。 昨日のことを思い出す。 病院。 伊織の涙。 肩にもたれてきた温もり。 胸が少しざわついた。 「うるあー!」 美月が駆け寄ってくる。 「おはよ!」 私は笑った。 でも。 頭の中は昨日のことでいっぱいだった。