校門を出た所で伊織を見つけた。 走っている。 私は追いかける。 「伊織くん!」 伊織が振り返る。 驚いた顔。 「うるあ?」 私は息を切らしながら立ち止まる。 「どうしたの?」 伊織は少し黙った。 そして。 諦めたように笑う。 「病院なんだ」