「嫌だ……」 小さな声。 私は息を呑む。 「嫌だ……」 もう一度。 震える声。 苦しそうだった。 怖そうだった。 まるで。 昔に戻ってしまったみたいに。 「大丈夫だから!」 私は必死に声を掛ける。 でも。 珀翔の呼吸はどんどん速くなっていく。