私だけが知っている、君の秘密


「っ……は……っ」

呼吸が乱れていた。

上手く息が吸えないみたいに。

苦しそうだった。

私は胸が締め付けられる。

停電の日より酷い。

倉庫の日よりも。

明らかに。

「珀翔くん!」

腕を掴む。

でも。

珀翔は私を見ていなかった。

まるで。

別の場所を見ているみたいだった。